ぐれーとうまくんのComfort Zoneを超えて

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help RSS 囲碁界について語る(その8)

<<   作成日時 : 2010/10/27 00:18   >>

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7.Comfort Zone を超えて

「Comfort Zone 」この言葉については以前にブログでとりあげました。
そのまま和訳すると「快適な場所」を意味しています。
但しいつまでもそこにとどまっていては何も変えることができません。

私のこれまでの「Comfort Zone」は間違いなく将棋をとりまく環境でした。実際に学生時代のほとんどは将棋と接していたと感じます。将棋の大会に出て終わったあとは将棋仲間と飲みにいってまた同じメンバーで遊びにいく。
お互いがわかりあっている仲なので何も気を使う必要はないしとても楽です。
毎回、同じメンバーと将棋を指して同じメンバーで食事をして同じメンバーで遊ぶ。

実際に将棋を指す人は特に強豪であれば強豪であるほどこの傾向が強いように感じられます。
なぜなら将棋が強いということはこの環境においてはとても居心地がいいからです。
しかし、それは将棋界独自の価値観をうみ結果としてとても閉鎖的な環境をうみだしてしまっていると感じます。
つまり「将棋が強ければ偉い。将棋が強ければかっこいい。」という独自の価値観です。

この価値観が一般社会(将棋を指さない)の人達との壁をつくってしまっていると感じます。
私はこれまでに多くの人から「将棋をやってる人って頭いいよね。」という好意的な意見のほかに「将棋やってる人って変わってるよね。なんかとっつきづらいよね。」という意見を耳にしてきました。残念ながら実際にそう思っている人はとても多いと思います。

これから、将棋を普及させるにあたってまずはこの閉鎖的な環境をオープン化していく必要があると感じています。
それには将棋界に依存しすぎることなく幅広い知見を持つこと。
今までの価値観を捨てて冷静に外から将棋界をみていくことが重要だと感じます。

そう考え、私は囲碁の世界に飛び込みました。
将棋が強いというアドバンテージがない私はどうやって囲碁界でやっていけるか試したかったのです。
そうして囲碁から学んだことをこれまで書かせて頂きました。
これまで書いてきたとおり一番の学びは囲碁という競技そのものではなく囲碁を通じた人との交流、囲碁界の文化でした。


将棋界はここ数年で大きく変化してきました。
梅田望夫さんが「シリコンバレーから将棋を観る」を世にだしたのが大きな分岐点になったのは間違いないでしょう。
私はこれまで将棋は指すものだと思っていました。それだけに梅田さんの「指さない将棋ファン」というフレーズには衝撃を受けました。

そして私の身近にも多くの「指さない将棋ファン」がいます。
毎週、NHK杯を見るのが楽しみとか、先日は昼休みにいきなり先輩に声をかけられ、「竜王戦がすごいことになってるよ。これは羽生さん受けきれるのかなあ。」といわれて驚きました。
Twitterでは毎日、多くの人々によりツイートが飛び交い、個人のブログでは臨場感あふれるイベントレポートがなされていて見ているだけで本当に楽しくなります。
インターネット中継にいたっても棋譜解説のみならずTwitterを使ったリアルタイムの解説や動画を使い現地にいかなくても雰囲気が伝わるような環境が整っています。

これは数年前では考えられなかったことです。
正直、インターネットと将棋がこれほどまでに相性がいいとは思いませんでした。

これから将棋を普及していく上でインターネットは大きな武器になっていくでしょう。
そして、そうした彼らと一緒に将棋を続けていけるような環境をつくっていくことが重要だと感じています。

長くなりましたが、これで「囲碁界について語る」を終わりにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。

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